心霊写真
世の中に心霊写真は数あれど、口取り式の雪真に霊魂が写っていたなんて話は聞いたことがないはずである。
しかしこれが実際にあった!
ウワサでは「どこかにある」と聞いていた口取り時の心霊写真。ついにその本物に出会うことができたのである。
ブッは関東の某S厩舎にあった。
「ほら、これだよ」
是非見せてくれといった私に、S調教師は「ただ、オーナーとの絡みがある
ので、絶対に誰のものかは公にわからないようにしてほしい」とクギを差した
が、意外なほどアッサリと写真を渡してくれたのである。私も一瞬手が震えた。
渡された手札サイズの写真には「さすがにこれはヤバいんじゃないか」と思
えるようなモノがバッチリと写り込んでいた。
きっかけは半年ほど前にさかのぼる。
朝の調教が終わり、厩舎の大仲でゆっくりとコーヒーを飲んでいたS調教師
の携帯電話が急に鳴った。厩舎に数頭の馬を預けてくれているオーナーIさん
からだった。いつものように所有馬の調子でも聞かれるのかと思ったら違った。
普段は高い声で「あ-どうも-」という人が、少し低いトーンでこんなことをいった。
「悪いけどさ-、こないだ中山で勝ったウチの●●●●●●●●の口取り式の写真あるかな?」
「ええ、ありますけど……。でも同じものをこな
いだお渡ししましたよね?」
「いや、手元にはあるんだ。でもちょっと確かめ
たいことがあって……」
明らかにいつもと違うオーナーの声。「わかりま
した。ちょっと待っていてください」。嫌な予感が
したが、いわれるがままに自厩舎の馬が勝った口取り式の写真を保存してあるファイルを出してきた。
持ち馬が勝利すると、口取り式に撮った記念写真が、JRAから厩舎と馬主
に1枚ずつプレゼントされる。大きさは手札サイズ。でもこれはなかなかのサ-ビスだ。
大きなレースで勝ったとなれば、馬主も記念に残しておきたいので、もっと
大きな6つ切りや4つ切りに引き伸ばしてもらう。だがこの場合は有料。特別
より下のクラスだと手札サイズのものをそのまま保存しておくことのほうが多いようだ。
S調教師は、ページをめくって写真を探した。
「これですね。ありました。この写真がどうかしたんですか?」
焼き増しの注文だろうか?いやたぶん違う。空気が違う。
「その、写真よく見てくれない」
「はい、見てます」
普段どおりの口取り式の写真だ。何もおかしいところはない。馬、騎手、厩
務員、オーナー、オーナーの奥さんなどが写っている。
「ウチの奥さんの腰のあたりを見て.…..」
目で写真を追った。
「!」
写っていた。オーナーの奥さんの腰の横から、子供の手らしきものがニョロ
ッとでていた。こ、恐いっ・動惇がしてきた。これじゃあ「馬が走らねえのは
なんでだ!」と文句をつけられるほうがまだマシだ。うろたえるS調教師を察
した電話の向こうでオーナーが冷静な声でいった。
「やっぱり写っていますか。ならいいんだ。ウチにもらった写真だけじゃないってのがわかればそれでいい」
どうやらオーナーには心当たりがあったらしい。オーナーと奥様の問にはお
子さんがいるのだが、実はその下にもうひとりお子さんがいたのだそうだ。オ
ーナーによればたぶんその子供の霊が写っているだけで、何も恐がることもないという。話をきいていると、以前にもほかの写真にそのような同じ現象があったみたいだった。
「気持ち悪いかもしれないけど、写真は持っていても大丈夫ですよ」
だからこそS調教師は、その言葉を信じていまでもほかの写真と同じように
ファイルしてあるのだ。悪い霊が写っている写真ではないことがわかっている
ので、私にも見せてくれたのである。
S厩舎では、以降も写真を縁起物として大切に保管しているそうである。
さらに!
UFOが写っている口取り写一具というものもある。
これは1998年4月5日・中山競馬場皿R『京葉ステークス』。マイネルモンスターの口取り式である。写真の右上に、何やら飛行物体が写っている。
これはいったいなんなのだろう?
そしてもうひとつは、写真判定の不可解写真。
2007年n月陥日(日)阪神競馬皿R「オリオンS』。ダブルティンパーー
ーとソリッドプラチナムの写真判定は、ダブルティンパーーーがアタマ差の1着
だったのだが、その決勝写真には、ダブルティンパーーーのハナ先と同じぐらい
の位置までグイーンと伸びている前脚らしきものが写り込んでいるのだ!
(JRAのHPでも確認できる)
2頭の写真判定なのに、もう1頭ほかの生物が真んなかにはきまって脚を伸
ばしているようにも見えるが、果たしてこの物体の正体とは?